Kita House(喜多源逸邸)

喜多源逸邸

京都・北白川に現存する喜多源逸邸は、建築家・藤井厚二が京都大学の同僚だった工業化学研究者・喜多源逸教授の自宅として設計し、1926年(大正15年)に完成した。

施工は藤井の自邸「聴竹居」(1928年築、重要文化財)と同じ大工の酒徳金之助で、1階の茶の間、納戸は改装され、北側の台所、水回り、女中部屋等は建て替えられているが、主な部分は竣工当時のまま残されている。

藤井厚二が設計した住宅建築として京都市内に現存する数少ないもののひとつであり、一部改造されてはいるが、国の登録有形文化財に指定されている主な部分の保存状態は良く、藤井の「日本の住宅」に対する思想を理解する上で貴重な住宅遺産である。「京都を彩る建物や庭園」リストにも登録されている。

2016年7月7日、この建物と庭園を後世に残したいと考えた現在の所有者が喜多家から継承し、以後、有限会社コミュニティー・ハウジングが管理・運営している。

この物件に関する詳細情報については、住宅遺産トラストのウェブサイトをご覧ください。